青山白雲 10.11.20伊東城ヶ崎自然研究路→八幡来宮神社 
土曜、晴
<コース>伊東駅→蓮着寺→城ヶ崎自然研究路→八幡野漁港→八幡来宮(きのみや)神社→伊豆高原駅
城ヶ崎
 
   ↓アゼトウナ
アゼトウナ  08.10.12城ヶ崎自然研究路を歩いた。一ヶ月の違いでイソギク、アゼトウナ、ツワブキなどの黄色い花々が岩場に盛大に咲いていた。ツルソバも非常に多い。

 9:10伊東駅発のバスは、川奈駅経由で9:55終点海洋公園一つ手前の、蓮着寺で降りる。見事なアツバキミガヨランが出迎えてくれた。

 綺麗に整備された蓮着寺は気持ちが良く、樹齢2000年のヤマモモが本堂脇に大きく広がる。この地では特に多い樹種らしい。

 この先自然研究路入口の表示より、約6kmの上下するコースが始まる。前回に懲り今日は登山靴にした。後はデジカメのみ持って。

   ↓南方を望む
南方を望む  祖師堂を過ぎると、石食いのモチノキ。その先分岐左折で、日蓮上人置き去りの俎(まないた)岩を見る。今日は大島は雲の中で、水平線に巨船が通るのみだ。

 トベラの黄色の実が弾け、赤い種子を覗かせている。ラセイタソウは少ないが見られた。多いのは岩場のイソギクとアゼトウナ、そしてツワブキだろう。「にちよう}という地点ではビャクシンの実を見る。

 10:55中間点の「いがいが根」は一番広闊な展望で、休憩に良い所だ。解説板のあるヤマモモの古木を過ぎると、河津方面が良く見えるようになる。何時来てもこの辺の柱状節理の断崖や波に洗われる岩は素晴らしい景観だ。

   ↓断崖
断崖  11:15伊豆高原駅方面分岐を過ぎ、12:00橋立吊橋に着くと、観光客も多く、下の河原からはロッククライミングが行われている。

 前はここより引き返し、対島川沿いに北上、伊豆高原駅に向かったが、今回は先へと進む。以前三筋山の下山時、右の登山靴の底が剥がれ往生したが、ここでも左が剥がれ付近でビニル紐を見つけ応急処置とする。

 墓地を見ると研究路も終わり八幡野漁港の家並みとなる。地蔵三体のある道を北上すれば、伊豆急を潜って近道だったらしいが、そのまま広い道へ。お二人に道を聞きR135の八幡野信号より北へ入り、赤い橋より参道となり来宮神社に突き当たる。

   ↓来宮神社
来宮神社  説明によるとこの社叢は、暖地の海岸線より遠い所に成立の典型的な照葉樹林で、ウラジロガシ、アラカシ、スダジイ、タブノキ、イチイガシなどの高木。カギカズラ、フウトウカズラ、テイカカズラなどのつる植物。

 そして林床にはハナミョウガ、モロコシソウ、オオヌスビトハギ、ハイホラゴケを見るとのこと。またここで見られるリュウビンタイは大型のシダでは北限であると。

 どこでも神社や寺で、大木が保存されているのは貴重なことだ。戻って信号を突っ切り郵便局、交番先左折で伊豆高原駅に着く。

<コースタイム>伊東駅バス<:45>蓮着寺<1:00>いがいが根<:20>伊豆高原駅分岐<:45>橋立吊橋<:45>来宮神社<:30>伊豆高原駅 歩行:3:20
<歩いた距離>山道6km 車道5km 計11km 地蔵よりの近道なら1km短縮だった
<使用地図>地理院2.5万天城山
<バス>伊東駅3番線。川奈か吉田経由海洋公園行で、蓮着寺下車 820円。
<参照>08.10.09

 波音は激しく迫り断崖に張付きて咲く畦唐菜あり

 大室の山より流る溶岩は柱状となり海へ落ちたり

 来宮の社叢は暗く巨木にて埋め尽くされぬ深閑として       10.11.20  

 

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