青山白雲
 11.10.26河津町天嶺山349.6m→来宮神社 
水曜、快晴
<コース>河津駅→天嶺山→河津川遊歩道→来宮神社→河津駅
天嶺山
 
   ↓天嶺山
天嶺山  別荘地の廃道より登ると言う天嶺山と、10.12.06に見損なった来宮神社の大楠を再訪した。

 9:10河津駅着、河津川を渡り川沿いに遊歩道を河口へ向かう。南にこれから登る天嶺山がわずかな標高とは思えない堂々たる山容だ。

 河口の橋の交差点よりR135を南下(と言っても登りだが)。振り返ると河津城山181mと片瀬山166mが、そして北遠くに稲取の建物が望まれる。

 約1kmでこの辺と思われる右に上がる入口があり、そこにある「伊豆釣りえさ」と言う店で聞くと、この道で行けるとのこと。

   ↓ウバメガシ
ウバメガシ  途中で会った人にも聞いたが、その車が先で下る道に入っていったので、帰りはそちらを採ったら近道だった。

 途中ポツポツと住んでいる家や、別荘らしきものもあり、花海月(ハナミズキと読ませる)案内板左折直ぐで、展望の良い所にその旅館はあった。

 この先三角屋根の住んでいるらしい立派な家を過ぎると、まもなくロープで通行止め。これより道は荒れてくる。

 先ほどの台風でらしい大きな岩崩れがあり、ウバメガシの中木が倒れていた。道はジグザグで、脇道もあるがあくまで幅広、消えかかったセンターライン、電柱等が目印だ。

   ↓大島
大島  テイカカズラの実が赤く熟してぶら下がっていた。ウバメガシが多くなる。

 10:35峠に着く。道は先へと下るようだが、峠の大型ゴミの多いのには驚く。雰囲気ぶち壊しだ。

 ここより南へ小コブを登るが、これは左をヘツル方が楽だった。先の鞍部より少しの登りで、天嶺山三角点に着く。樹林静頂で、先にも道はあったが引き返す。

 登る時所々海が見えたので、最初の展望地で11:00食事とする。南方下田方面だが、頂がこんなの見たこと無いほどの綺麗に平らな山があった。伊豆諸島は霞んでいる。

   ↓大楠
大楠  花海月分岐を左にとって見たら別荘や定住が結構あり、下り着いたR135はバス停松下で、ここまでは歩道があり、この先無いので釣えさ店より入るより良い。

 海の景色を楽しみながら国道を下り、河津川河口に戻り、左岸のベンチで一服。この遊歩道は河津桜の時期には大混雑の所だが、トイレや足湯が点々とある。

 直ぐ南小学校先の道を右折、信号左折で神社入口の看板より細道に入る。

 鳥居の傍のクスノキもかなりの古木で、前回これを撮って帰ったが、そんなそそっかしい人が多いと見え以前無かった「樹齢千年のは神社左奥にあります」の看板があった。

 社殿でお賽銭を上げ、左に回ると大楠はあった。樹高24m、幹周り14m、樹齢推定1000年とか。

 バイクの若者や、2人連れの女性等結構見に来ていた。真直ぐ戻ると10分位で駅に着く。

 

<コースタイム>河津駅<1:40>天嶺山<1:10>来宮神社<:10>河津駅 歩行3:25 休止:35
<歩いた距離>山道0.3km 車道11km 計11.3km
<使用地図>地理院2.5万 湯ヶ野/下田
<地名の読み> 釣りえさ店でたずねた時、山の名はテイレイヤマとのことだった。地図にも載っている山名だが、コンサイス日本山名辞典にも載ってなく、ネットでも分からなかった。

 奥山を遠く望みて河津川河口に波は激しく寄せり 

 樹の間より霞て見ゆる伊豆諸島海は光りて小舟浮かべり

 廃道を天嶺目指し登る我明るき道は草木伸びたり

 廃道は明るく続き登り行く静けさの中動くものなし

 来宮の社(ヤシロ)の奥に樟(クス)立ちて千年想ふ椅子に座りて        11.10.26  

 

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