青山白雲 
12.05.27河津町 河津バガテル公園
日曜、晴

河津バガテル公園
 
   ↓paolino作「コーラス」
コーラス  パリと技術提携したローズガーデンで、今が見ごろとて家内と出掛ける。河津駅からバスは河津川を渡り、天城峠への道を北上。途中10.12.04に訪れた新町の大ソテツに寄る。

 戻って信号右折山道に入る。約15分で標高80mのなだらかな丘陵地3haに、1100種、6000本のバラが植栽されているそうだ。

 幾何学的、平面的、絵画的という特徴のフランス式庭園で、遠く天城の山々を望みながらの明るい所であった。

   ↓休憩所
休憩所  日曜とて人が多いが、ツルバラなど見上げるような高さに作られたり、トンネル状の棚など見事だ。

 館風の展示場や、尖塔形の休憩所が風景に彩を添えている。バガテルとはフランス語で「小さく愛らしいもの」の意味だそうだ。

 券売所の辺りにはフランス田舎料理のレストランや、カフェ、バラ種苗場などもあり、見終わっての家内の感想は、綺麗だったが又来るほどでもないとのことだった。バラ好きには良かろう。

   ↓マルラン作「マダム アンリ ギョー」
マダム アンリ ギョー  ベンチで休んでいると、犬連れの方も多いが、若い女性が揃いのピンクの衣装で、双子のよう(かもしれない)。そして2匹の子犬にこれまたピンクのお揃いで歩いてきたので吃驚。

 バスは少ないのでタクシーの場合、その待合所には電話番号が書いてあるが、肝心の電話はボックスから外されてあった。携帯が要る。

 ここだけでは物足りない向きは、帰りも新町の大ソテツに寄るのでこれを見て、そこにある踊り子温泉会館に入るとよい。他に来宮神社、今井浜海岸との組み合わせもよかろう。

   ↓コルデス作「ゾンネキント」
ゾンネキント  私達はバガテルのレストランは混んでいたので、駅に戻り「にしお」で天丼にした。「あおき」や「ハックドラッグ」の先にある目立たぬ小さい店だ。

 河津桜の時期には物凄い数のバスで観光客が訪れ、そのための大駐車場が出来た。そのお陰か小さな町にしては道も広く整備されたが、「あおき」などの大型スーパーには叶わないのだろう、未だ新しい駅前の小商店の団地?、大半はシャッターが下りていた。

 河津駅のホームで電車を待っていると、伊豆の海岸に多い綺麗な小鳥イソヒヨドリが数羽良い声で鳴いていた。目の前で何かの実を、ホームに叩きつけて割ろうとして可愛い。

   ↓伊豆の山々
伊豆の山々  電車は空いていて、オバサンと子供の声がしていた。子供達はすぐ寝てしまったが、オバサン達のおしゃべりは間断なく続き、トンネルの騒音にも負けず声を張り上げ、伊東までの50分休みなく、旅情を掻き乱された。

<使用地図>地理院2.5万湯ヶ野 日地7万伊豆半島
<開園>4/28〜11/30 9:30〜16:30 12/01〜4/27 9:30〜16:00
<費用>公園 1000円 (12〜4月 500円) バス 200円
<参照>10.12.04河津城山→片瀬山 11.10.26天嶺山→来宮神社  河津バガテル公園

 

  薔薇咲きて山の園には青空が拡がり風は香運べり

  双子かな同じ衣裳に犬二匹皆ピンクで浮き浮きと行く

  山間の河津の駅に磯鵯は架線に止まり飛び交ひ鳴けり     12.05.27

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