伊豆市と東伊豆町の境界にある遠笠山は、伊東市内から見上げると、ずんぐりしてげんこつ山の名のある矢筈山816mの後に高く平頂を見せている。
前日の雨が上がり、晴れとの予報で出掛けたが、天城山系の頂部は終始ガスの中で、展望は得られず、いつか再登頂の羽目とはなった。
7:55伊東駅よりのシャトルバスは、ほぼ満員の登山者を乗せて出発、横に座った中年男性は川越からというから凄い。大室山は登ったそうだ。
遠笠山は以前は停まったが今は通過。約1.5kmの戻りとなる。ゲート脇より砂利の車道を緩く登って行くと、アンテナ保守工事の車が追い越して行った。
ガスはますます激しくなる中9:40大きなパラボラアンテナが4基も建つ山頂着。三角点を探し出した後芝地で一服。シカの糞が散乱している。
下山。アセビやイヌツゲの大木が多い。落葉したマユミが赤い実を一杯付けていた。ブナやヒメシャラの多い中、下部がシカによると思われる、表皮が剥がされ痛々しい。帰りのバスの中からも1頭目撃した。
10:50ゴルフ場に戻り、11;15のに一人乗る。途中のホテルなどで人は結構一杯になった。
<追記>1。遠笠山はスコリア丘とも言われ、伊豆東部火山群の一つ。スコリアは岩滓とも言い、軽石より黒いもの。以上Wikipediaより。路肩の崩れて露出した所で見られたが、富士山に比べかなり赤い。 2。車ならゲート付近にスペースあり。
湧き上がる狭霧ひんやり頬掠め我登り行く静けさの中
路傍にて秋菊闌れ霧の沸く山は音無く我を迎へり 12.11.18
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